『底抜け語録』出版しました。

お知らせにも載せたように、『底抜け語録』というものを出版しました。これは、いままで出版した『救済詩抄』と『救済詩抄 第2巻』と同じような体裁の本です。右頁には「語録」、左頁には「語録の味わい」という体裁です。体裁の形で言えば、「救済詩抄 第3巻」と命名してもよいのですが、その名付け方に納得できないものを感じました。そこで、新たに命名した名前が『底抜け語録』でした。その本には、その本独自の個性というものがあります。それを「底抜け」というキーワードで表現してみました。私という人間が、底抜けの人間ですし、また仏法は人間という底が抜けることをテーマにしています。言わば二重の意味が重なっているのです。表紙には、猫が底の抜けた桶を持っている絵が描かれています。この絵のようになれたらいいなあと思わされています。
底抜けは、人間にとって永遠のテーマなのでしょう。